SEOの今後

2012年に入りSEOという世界は厳しくなるばかりだ。
ウェブスパムをフィルタリングするアルゴリズム、ペンギンアップデートの導入や、かねてから危惧されていた日本語検索へのパンダアップデートの導入が行われた。
7月から8月にかけては過去に類を見ない大規模な順位変動が発生。
その中では公式に発表されなかった多数のアルゴリズム更新や導入が行われていたという。
まさに検索エンジンは今、アルゴリズムラッシュなのである。
そのすべてを把握し、SEOを行っていくことは到底不可能であり、外部対策そのものが不可能になっていくことも考えられる。
しかし勝機はある。
原点に回帰するのだ。
検索エンジンとはそもそもなんのために作られたのか?
一体検索エンジンとは誰のためのものなのか?
そこを改めて考えてみよう。
検索エンジンは検索ユーザーのためにあるものである。
検索エンジンが検索エンジンたる理由、それはネットに散らばる無数の情報から検索するユーザーが適切な情報を発見することである。
つまりサイトの売上やアクセス数を求めるSEOを淘汰するためにGoogleは躍起になってアルゴリズムを導入、更新し続けているのだ。
それはそうだ、検索ユーザーが適切な情報を得ることが出来ない検索エンジンなど誰も必要としないのだから。
そして重要なことはGoogleはSEOというもの自体を否定していないということだ。
検索キーワードに対して重要かつ有益なサイトであれば検索エンジンは評価する。
つまり外部対策や自演リンク、ブラックハットな対策よりもサイト自体の質をあげることを目指すべきなのだ。
その中で外部からの被リンクが足りなければ外部対策を行うべきだろう。
単純に外部対策のみを行って順位をあげることは結果誰も幸せになることはない。
結局SEOで順位を上げたとしても、サイト自体の質がひどければアクセス数は伸びても売上を上げることは叶わないだろう。
【SEOは検索するユーザーのためのもの】
その芯さえブレることがなければ今後もSEOというものに勝機は必ずある。
未来を切り開くためのSEOとは、より良いサイトを作り上げたいという想いと情熱自体なのだ。